Tag Archive for 筋骨格系の痛み

筋骨格系の痛み

—体性痛-深部痛 ■運動器 musculoskeletal system ● 身体を構成し、支え、身体運動を可能にする器官 ● 身体機能を担う筋・骨格・神経系の総称 ● ヒトでは身体の支柱である全身の骨格と関 […]

骨の痛み

骨には侵害受容神経が分布していないので、骨に侵害刺激が加わったとしても、痛みが生じることはない。 骨の痛みとして感じるのは、「骨膜 periosteum」を支配する神経が刺激されるから。骨膜は、体の中でも最も強い痛みを感 […]

骨の痛み-骨折

■橈骨遠位端骨折 コーレス骨折 colles fracture ● Abraham Colles(1773/7/23〜1843年, アイルランドの外科医、解剖学者)が1814年に「On the Fracture of t […]

骨の痛み-骨粗鬆症 osteoporosis

● 骨粗鬆症には骨代謝異常とカルシウム代謝異常の二つの要因が存在する。腎臓でのビタミンDの活性化障害と腸管からのカルシウム吸収障害 ● 骨粗鬆症は、骨の産生と消失のバランスが崩れた状態。bone remodeling の […]

骨の痛み-骨転移の痛み

● 骨転移に伴う痛みは、骨膜や骨髄に分布する侵害受容器を介する痛み。 ● 腫瘍の増殖に伴って、骨が膨張して、骨膜の張力が高まり、痛みを生じる。 ● 骨転移部の骨膜の炎症。腫瘍から放出されるIL-1、IL-6、TNFなど。 […]

筋痛

筋痛 muscle pain, myalgia ● 皮膚に対する適刺激と、筋肉に対する適刺激は異なる。 ● 物理刺激によって誘発される筋肉痛には疼く痛みである。 ● 皮膚でみられるような刺す痛み速い痛みと灼けつく痛み(遅 […]

筋痛-DOMS

スポーツによる筋肉痛 ■遅発性筋痛 delayed onset muscle soreness: DOMS ● 運動後数時間から1〜2日後に痛みが生じて、1週間程度で自然に消滅する筋肉痛。 ● 不慣れで強い伸張性収縮運動 […]

筋痛-コンパートメント症候群 compartment syndrome: CCS

● 外傷や手術後に、骨格筋の腫脹・浮腫の結果として、筋コンパートメント内組織が壊死する、痛みを伴う症候群。過度な運動によっても起こる。 (下腿骨の固定術を終え、ギプス固定の状態で病室に戻って来た患者が、下腿部の疼痛を訴え […]

筋痛-サルコペニア

● sarco:「肉・筋肉」+penia:「減少・消失」(ギリシア語) ● 進行性および全身性の骨格筋量および骨格筋力の低下を特徴とする症候群 ● 高齢期にみられる骨格筋量の低下と筋力もしくは身体機能(歩行速度など)の低 […]

関節炎 arthritis

● 関節腔内の滑液、血漿の透析濾液に滑膜細胞の分泌液が加わったもので、炎症が発生すると、その形成が変わる。 ● 関節腔は、腹膜腔や心膜腔などの体腔と違って、関節包を裏打ちする滑膜と関節腔の間に基底膜がない。そのため、物質 […]

関節痛-関節炎-関節リウマチ  rheumatoid arthritis : RA

● 2002年の第46回日本リウマチ学会総会で、正式名称が「関節リウマチ」と改められ、慢性を冠しないことになった。) ● 関節リウマチは、多発性関節炎を主体とする進行性の慢性全身性自己免疫疾患である。 ● 関節滑膜に炎症 […]

関節痛-関節炎-膠原病

● 全身の結合組織を系統的におかす、原因不明の慢性炎症性疾患である。 ● 膠原病の概念はPaul Klemperer(P 1887/8/2〜1964/3/3, オーストリア→米国の病理学者)が1942年に提唱した。  全 […]

関節痛-関節炎-痛風 gout

● 痛風は、尿酸塩の結晶が関節腔内に析出したために繰り返される急性関節炎発作を主な症状とする種々の疾患の総称である。 ● 痛風の多くの場合、美食・飲食が引き起こす「生活習慣病」の1つとされている。 ● 痛風は古くから王侯 […]

関節痛-変形性関節症

○変形性関節症 osteoarthritis:OA =degenerative joint disease →変形性膝関節症/動物モデル 関節の疼痛と機能低下を伴うが全身の炎症を伴わない疾患 加齢などによる関節軟骨の退行 […]