Tag Archive for 痛みを伴う精神と心理疾患・病態

うつを伴う慢性痛

慢性疼痛とうつの間には密接な関連がある。 ● うつと痛みが併存する患者の治療には、抑うつと痛みのうち、どちらがより優勢であるかによって、うつ病の身体症状として痛みを扱う場合と、慢性疼痛に関連した抑うつ症状として扱う場合と […]

統合失調症 Schizophrenia

● 「Schizophrenia」は、ギリシャ語で「分裂」を意味する「schizo」と、横隔膜を表わす「phren」であり、古代ギリシャの医学者達が魂は横隔膜にあると考えていたことに由来する。 ● DSM-IV-TR I […]

痛みを伴う精神と心理疾患・病態-身体表現性障害

● 「身体疾患を模倣する疾患(ただし詐病を除く)」 ● 器質的な異常が見当たらないにもかかわらず、執拗に身体の異常を訴えるもの ● 2014年に改訂されたDSM–5では大きくその枠組みが変更された。その変化の背景には、「 […]

疼痛性障害 Pain Disorder

→DSM-Vではなくなる。 疼痛性障害の分類(DSM-IV-TR) 疼痛性障害の定義 (DSM-IV-TR) ● ICD-10では、身体表現性障害のうちの「持続性身体表現性疼痛障害」に相当する。 ● 意図的に作り出された […]

機能性身体症候群 functional somatic syndromes: FSS

● 諸検査で器質的あるいは特異的な病理所見を明らかにできない持続的で特異な身体愁訴を特徴とする症候群で、それを苦痛と感じて日常生活に支障を来す。 ● 1990年代の後半から、質的な原因の有無に関わらず痛みなどを訴える疾病 […]

過敏性腸症候群 irritable bowel syndrome:IBS

● 基質的疾患を伴わず、腹痛・腹部不快感と便通異常(下痢、便秘)が長時間持続し、悪化・改善を繰り返す機能性疾患 ● ストレスをはじめとする種々の病因によって引き起こされ、脳腸相関により副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンなど […]

虚偽性障害 factitious disorder

◇虚偽性障害(DSM-IV) ◇虚偽性障害の診断基準 (DSM-IV-TR) A.身体的または心理的兆候または症状の意図的産出、またはねつ造。 B.その行動の動機は、病者の役割を演ずることにある。 C.行動の外的動機(詐 […]