急性腹症-尿路結石症 urolithiasis

● 結石が腎盂から尿管に移動した時に、尿管の正常な蠕動運動がそこなわれ、異常な攣縮状態で尿の流れが阻害され急激に腎盂内圧が上昇したために、側腹部にかけて疝痛とともに悪心、冷汗などの自律神経症状が起こる。
● 強烈な疝痛は、自然排石するような小結石のときに起こりやすく、一方、大きい結石の場合は、鈍痛あるいは無症状で、自覚しないうちに腎機能障害が進行することがある。
● 脱水、副甲状腺機能亢進症、痛風、シスチン尿症あるいは慢性尿路感染などがあると発症しやすい。